5/19 早稲田大学講義
5月19日の土曜日、第3回目となる久石の講義が早稲田大学で行われました。
「マスターズ・オブ・シネマ」と題されたこの講義ですが、さすがに3回目ともなると、「何を話そう?」とずっと悩み続けていた久石でした。実は、講義前日まで3日間にわたる徹夜同然のミックス作業が続いており、「あと1時間考える時間があれば、もっと完璧な構成ができるのになぁ…」と本人も言っていたのですが、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』をテーマに取り上げた内容は、非常に話題に富んでおり、充実したものだったと思います。
講義はとても和やかな雰囲気で行われ、チェコフィルの演奏で素晴らしい完成度の「ミステリアス・ワールド」(イメージ交響組曲に収録)を映画本編に使用しなくなってしまったエピソードや、反対に場面を意図せずに作曲していた「ケイヴ・オブ・マインド」が、たまたま映像とマッチしてしまったという不思議な逸話など(サウンドトラックには「星をのんだ少年」としてリアレンジされ収録されています)、久石本人からの貴重な話が聴けるまたとない機会に、学生さんは熱心に聴き入っていました。
最後の質疑応答の時間では、「宮崎駿監督の次回作『崖の上のポニョ』ではどんな曲になるのでしょうか??」といった鋭い質問に久石もドギマギする場面もあり、笑いを誘っていました。
当日は約800人も入る会場に立ち見まで出る超満員でしたし、何よりも久石本人が、短い時間の中でも満足のいく講義が出来たとのことで、たまにはこういった特別な講演があるのもいいもんだな、と言っていました。今年中?もしくはまた来年?、久石の講義が聴ける機会を期待したいですね!

