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『太王四神記』レコーディングレポート

2007年04月13日

ここしばらく携わっていたプロジェクトが一段落ついたご報告です。

6月から日本での放映も決まり、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
久石は韓国で現在制作中のドラマ「太王四神記」の音楽制作を担当。
先日、レコーディングとミックスが終了しました。

このドラマ、ヨン様主演の一大歴史ドラマでございます。
(キャーという声が聞こえたような聞こえないような。。。)
このドラマ、韓国のエンターテイメント史上、例をみないほどの大きなスケールの作品。

韓国の歴史を遡り、高句麗時代の好太王を主人公にした壮大な歴史ドラマです。

当初、久石は慣れていないドラマ音楽の制作にとまどっておりました。
通常映画音楽を制作する場合、映像編集が終わって、後は音楽だけ、という状態の作品を見ながら久石は作曲をしています。
だからこそ映像にピッタリとマッチした音楽が作れるわけですが、今回はちと様子が違う。海外制作の連続ドラマ。未だ撮影中。映像の編集もない。
つまり映像の完成より先に音楽を完成させなくてはいけないわけで。
映像が無い状態で、それでも映像にあわせた音楽をつくらなくてはいけない。
最初こそは苦戦を強いられましたが制作終盤にさしかかると、さすがにこのスタイルでの音楽制作にも慣れて来た様子。
いいペースで着々と作業が進んでいきました。
そして相変わらず全力疾走。それも直前まで。。。
最後の曲が完成したのはレコーディング前日でした。(焦。By スタッフ。)

今回はなんと総数約50曲もの曲を書きました。(分数に換算するとなんと180分!!)

作品も壮大ですが、音楽もそれにふさわしいものになったのでは??
それらの膨大な数の作品を二日かけてレコーディングします。
はっきり言ってスゴい量です。作曲した張本人・久石も苦笑いするくらい。

迎えたレコーディングの日。埼玉県の某所にて。
エンジニアさんはじめ、機材のセットアップもあり、ホールは朝から
演奏はいつもお世話になっている新日本フィルハーモニーさん。オーケストラの方々の素晴しい初見力と高い演奏能力とに助けられ、レコーディングは着々と進んでいきます。普段からお世話になっているから息もピッタリ。久石もとてもやりやすそうにセッションを進めていきました。作品全体を通じてのテーマ曲、登場人物毎のテーマや、状況・風景、心理状態を表現した数多くのテーマを順にレコーディングしていきます。

レコーディングの様子はこちらにも載っています
 ブログ;「太王四神記」DVDができるまで

二日間、朝から夜まで初見?レコーディングの繰り返し。中にはとても難しい曲もあり、演奏家の方々はさぞかしお疲れになったでしょう。
二日目のオーケストラとのレコーディング終了後は、昨年の世界遺産コンサートでもお世話になった和太鼓奏者・ヒダノさんたちを迎えてダビング。大きなトラックで数多くの太鼓が会場に搬入され、舞台上はなかなか壮観でした。歴史的な戦闘のシーンやダイナミックなシーンに、和太鼓の音色を華やかな彩りを添えそうですね。

忙しい撮影の間を縫って韓国からキム・ジョンハク監督も見学にいらっしゃいました。

目の前で壮大な音楽を聞いて、作品完成へのイメージもさらに膨らんだのではないでしょうか。ミックスも終え、私たちに出来るのは今後の撮影の無事を祈り、そして作品完成の報告待つのみ。頼みましたよ>監督さん!!


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