コンサート最終日 名古屋
10月26日、約一ヶ月続いた『Paino Stories 2006 Asian X.T.C. Tour』が終了しました。10月3日、新潟を皮切りに札幌、富山、福井、東京2公演、神奈川、岡山、広島、福岡、大阪、愛知と全国12公演を巡りました。
今回はすべての楽曲に久石のピアノ演奏が入っており、ツアーの前から毎日多くの時間をピアノの練習に時間を充て、コンサートが近づくにつれいつにも増してコンサートへ集中しているようでした。
最終日の名古屋は愛知県芸術劇場。昨年の『Symphonic Special 2005』のツアーの時も訪れた久石お気に入りのホールの一つです。ホールの響きなどはもちろんのこと、ホール周辺の環境や都市景観などもすばらしいものです。
13時には久石も会場入り。15時からのリハーサルを前に、確かめるようにピアノと向き合います。15時にはツアーメンバーも共にゲネプロ(通し練習)を行い、楽曲ひとつひとつをPAなどの音響関係も含め入念にチェックしてゆきます。会場は一会場ごとに音響が全く違うため、最終日で慣れてきたからといって手を抜ける、というものではありません。それぞれのメンバーが各会場ごとに最も良い音を確認しながらゲネプロは進められてゆきます。本番前、最後のゲネプロということもあってか、メンバーの集中力と気迫は本番にも負けないくらいのものでした。
ゲネプロが終わるといつものように食事をとり、少しの仮眠。開演の30分前には目を覚まし、本番用衣装へと着替え、しばらく一人になり集中力を高めます。開演5分前になり予告ベルが鳴るとメンバーもぞろぞろと舞台下手の袖へ集まってきます。準備が整い久石もメンバーと合流。自然と円陣を組んで一言『I hope to eojoy the music!!』
今回のメンバーは日本、中国、ロンドンと国際色豊か。国や文化や言葉は違えども、音楽を楽しもうとする気持ちはみんな一緒です。音楽をこころから楽しもうとすることが、なによりも良い演奏につながると信じた久石の言葉だったのではないかと思います。
本番が始まれば時間はあっという間に過ぎてゆきます。このメンバーでこれらの楽曲を聴くのはもう最後かと思うと感慨深いものでした。

公演が終了するとスタンディングオーベーションに応えアンコールを演奏。アンコールの最後にピアノソロで弾いた「アシタカとサン」はコンサートに足を運んでいただいた多くの人にとって、とても印象に残る演奏になったのではないでしょうか。
さて、本番が最後ならば当然打ち上げも最後になります。名古屋では中華料理の有名店での打ち上げでした。
打ち上げでは『まだ完全燃焼はしたくなかったなぁ。今年の間はこのメンバーでツアー続けたかったなぁ。』とか『ツアーが終わるとすぐにほかの仕事が詰まっているけど、もし何もなかったらきっと寂しくてしょうがなかったよ』とツアーの終わりを惜しむ言葉もちらほら。ちょうどこの日は日本シリーズで日本ハムファイターズが優勝。負けた中日の本拠地はまさに名古屋。別のお店ではまるでお通夜のようだったとある方が言っていました。そんなちょっぴり沈んだ名古屋の街で、久石メンバーは朝方まで盛り上がったそうな。。。
さて、日本ツアーが終わるとあれよあれよという間にアジアツアーが待っています。残念ながらツアーを見に来れなかった人もアジアツアーなら!?という人もいるのでは?
今回『Piano Stories 2006 Asian X.T.C.Tour』に足を運んでくださった方々には久石、スタッフ一同心より感謝いたします。 どうもありがとうございました。

